私たちはお金を得るために生まれて来たのではない

私たちはお金を得るために生まれて来たのではない

人はお金を得るために、たくさんの労力を使い、時間を費やし、

生活のために多大な自己犠牲を払うことも、当然のように受け止めてきました。

さて、できるだけ客観的に、そして原点に戻って、このことを考えてみてください。

人間は、お金を稼ぐために生まれてきたわけではありません。

生きていくための犠牲を払うために、わざわざこの物理的次元に生まれてきたわけでもありません。

そうだとすれば、地球に生まれてくることを、宇宙が望むとは、とても思えません。

そうです。生まれてきた人間は、この地球でたくさんの経験をする許可を得た人たちですから、

本来ならば、生命維持を考えるテーマを持って生まれた人は、

経験値の少ない魂を持ったわずかな存在だけです。

従って、それ以外の人たちは物理的な努力をしなくても、生きていく上で必要なものは、

必然的に、すべて与えられることに気づけるような

量子的な意識を覚醒させるための人生であるはずです。

それこそが、この物理次元をマスターする上で必要な気づきともいえるでしょう。

にもかかわらず、絶えず生きていくことに不安を感じ、見えない未来に不安を抱いています。

そして、悲しいかな、お金さえあれば、

それらの不安や大概の問題は解決されるような錯覚にとらわれています。

自分の魂に、もっと重要な課題があったことなど忘却の彼方です。

人々の意識はますます貨幣経済（マインドコントロール）に依存し、

経済によってさまざまなことを判断し決定するようになります。

ですから、人の意識が集中するところには大きなエネルギーが流れ、

そして、大きなお金の流れができます。

貨幣経済（マインドコントロール）ゲームに見も心も捧げるのはもうやめて、

あなたの目を真実へと向け直しましょう！

では、この経済テーマをクリアし解放され、自由になるには、どうすればよいのでしょうか？

何を目標にすればいいのでしょうか。

まず、貨幣はあくまでも代価であることを思い出してください。

確かに貨幣は非常に便利です。

社会的にはとりあえず物の価値基準が設定されていて、

その価値に見合うお金を支払えば、ほとんどのものを手に入れることができます。

しかし、物事の価値は、本来一人ひとり違って当然です。

そこで、自分自身のアイデンティティを明確にして、自分自身の価値基準を決定することです。

そして、自分が豊かであるために何が必要かを考えるべきでしょう。

本来皆さんが欲しいのは、お金ではなく、自分にとって豊かだと感じられる経験、

あるいは、満足できる何かであるはずです。

だからこそ、すべての人が、一人ひとりじっくりと考える必要があります。

自分には何が必要か、自分の人生を実り豊かなものにするためには、

自分や自分の魂が満足できる人生にするためには、何が必要だったのか。

誰と比較する必要はありません。

そして、誰かに賛同してもらう必要も、評価を得る必要もありません。

ただ、純粋に自分自身に深い思いを熟考してみる必要があります。

このプロセスは、新しい意識で新しい社会体系を作っていくためのパラダイム・シフトを起こします。

なぜなら、深い思いや考えは必ず現実を創造するための糧となるからです。

あなたのみならず、すべての人が自分の望みをかなえるために、必要な作業なのです。

ですから、これはひとつの社会的な責任でもあると思って真剣に取り組んでください。

Saarahat